2021年01月13日

2021年の一歩を始める

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(エッジの上の一歩:ゆとり家の森で仲間たちと)

コロナに明け暮れた2020年だったが、世界はすっかり変わってしまった。いや、一人ひとりの意識が変わったと言ったほうがいいだろう。ポジティブにであれ、ネガティブにであれ、世界中の人が影響を受けざるをえない歴史的な転換点であることは間違いがない。

陰謀論はさておき、どうなるかまだ先行きはわからない。決めつけた意見を主張する人たちは、収まりをつけたくて不安で仕方がないのだ。それはわかる。独りで不確定な状況に耐えることはきつい。どんな情報でもやりとりして、仲間と温め合う場がありさえすればいい。とくに会えない状態でネットでの交流が盛んである。

「あなたはまだ本当のことを知らない、だから教えてあげよう」が合言葉だ。面倒だから言っておくけど、本当のことなんて別に知りたくない。今朝湧き水の蛇口が凍らずにすむにはどうすればいいか、痛む右脚の手当ての仕方や、息子の傘の忘れ物をどうすべきかのほうが重要だ。外出時にはクリーニング屋に寄るのを忘れないこと、それが目下の今日の関心事である。

コロナに関しては家族と自分のために気を付けるほかはない。それ以上、誰が何のためになどの思考にかけるエネルギーがもったいない。燃料費もかかるし。なるべく思考にかける手間を減らそうとつとめている。考えないわけではない。むしろ翻訳で頭脳を振り絞るために、余分なことを考えたくないのだ。一昔前なら、ノンポリという言葉が当てはまるだろう。ましてアメリカの情勢がどうかなど、考えてもまったく仕方がない。遊びとしてはおもしろいのだろうけど、そっちでやってくれ。

確かに時代は大きな曲がり角である。意識は地球大にならざるを得ない。だからこそ、目の前の役割をきちんと果たし、誠実に仕事をするほかはない。10か月近くかけて、ネットで仕事を組み立てる体制に切り替わった。人に直接会うことはほぼない。必要がないとは思わないが、この状態が数年続いてもこれでやって行く心づもりでいる。

去年をコロナ元年とすれば、今年は2年、そして来年は、、、と禄でもない名づけ方だが、そうなるかもしれないのだ。「戻る」のは難しいだろう。この間に失われるもの、変化することはあまりにも多い。ぼくもすでに失ったことは少なくないが、もう取り戻すという発想はなくなった。喪失感を積み重ねて絶望し、無気力になるより、新しいあり方を考え踏み出していったほうがいい。それは政府も自治体もやってはくれないのだから。

ほとんど人に会わない一方、ネットを通じて世界中に多くの親しいつながりが広がった。ほぼ毎日瞑想会や講座を行い、授業をしているので、画面越しとはいえ毎週延べ数百人と顔を合わせていることになる。良き仕事仲間も増えた。ズーム疲れを解消する方法も身に着けた。うまいやり方を工夫すればいいのだ。収入が激減したものの、そういったアレンジができる仕事であるということは恵まれていると思う。

里山に住んでいることもあり、閉じ込められている感じはまったくしない。コロナの状況下では、ライフスタイルの見直しが必要になってくるだろう。ぼくたちはここに住んで、とくに生活を変化させる必要は感じない。畑をやり、散歩し、焚き火をして、たまに温泉に行く。仕事はネットで済む。人との直接的な交流は、様子を見ながら開いて行けばいい。そうなったらどうしよう、などとあまり考えすぎない。不確定なのだから。

不確定さを積極的に受け入れることを「エッジにとどまる」という。不安定な中でバランスをとる。そうすることで野生の力が発動し、俊敏さが増し、生き生きとしてくるのも事実だ。今まで眠っていた感性や本能が目覚める。ある種の「穏やかな限界状況」が長期的に続くとすれば、それは新たな自分の目覚めを知る機会になるかもしれない。ぼくは明らかにそう思っている。それが仕事にもフィードバックしてくるのだ。

今年は、2月から伝える人向けのマインドフルネス連続講座(アドバンス)、3月からパートナーシップの連続講座が始まり、ティク・ナット・ハンの詩の読書会や、いくつかの瞑想会やシェアリング会など、去年から継続しているものも多い。対談番組『今ここ茶屋』も始まった。みな良き仕事のパートナーに恵まれている。これらは、通わないからこそ可能になっている。通勤の手間や、場所探しや、様々な経費が省けるからだ。この状況を生かしながら、次のステップへの地固めをするのが今年だろう。

家族は言うまでもない。一緒にいる時間が増え、息子とのアドベンチャーや妻との火曜日の休日も定例化した。これらはまぎれもなくコロナによってもたらされた恵みだ。今年も粘り強く、そして楽しんでいこうと思う。

ゆとり家のウェブサイト https://www.yutoriya.net/
posted by ダー at 11:09| Comment(0) | スピリチュアル・瞑想・心 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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